書籍 das Buch

2009年4月13日 (月)

清水金之助さん掲載記事(4月6日・東京新聞)

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4月6日の東京新聞、18面に清水さんが紹介されました。

見出しに書かれていますが、清水さんの彫られる活字の元で「種字」と呼びます。

とても伝わりやすい言葉で、清水さんの今までのことが書かれています。何より清水さんの笑顔が素敵ですね。新聞をとても嬉しそうに眺めていらっしゃいました。

4/19の研究会でも置いてありますので、是非ご覧になってください。

昨日の土曜日、岩田母型の元社長、高内さんが中心になって開かれている活字研究会に出席してきました。清水さんも出席されていて、活版に関わってこられた先生方、職人の方々がいらっしゃいます。いつも資料なども貴重なものばかりが並んでいて、色々なお話も伺うことができました。その中から今度の19日もお借りすることになっています。とても贅沢、、、いいんでしょうか、と思いつつ嬉しくて仕方ありません。

Dsc09052 清水さん、高内さんとも19日当日について最後にお話してきました。清水さんも新たにカナを彫っていらして、これがとても美しい仕上がりでした。こちらも当日持ってきていただけるそうです。

まだもう少し募集しております。
是非ぜひ、いらしてください。お待ちしております。



じゆう研究室:第一回研究会「活字地金彫刻師」
清水金之助氏、実演・講演会 参加者募集中

http://kappansanpo.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-1e19.html

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2008年6月29日 (日)

紙のもの

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BNN社から6月に「紙のもの」という本が出版されました。
色々な紙で物作りをされている作家さんたちが並ぶ中、
LUFTKATZEもご紹介いただきました。恐縮です。

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紹介されているものは「Super!」という木版活字で作ったカード。
展示会で編集者さんがとても気に入って下さり、このカードのみ見開きで載せることに。


一枚ごとに色をつけて印刷しているので、全てのカードが違う色になっています。
編集者さんと一緒に悩んで選別しました。
紙は色々試して、印刷の方法からして版画の紙がノリがよく、
その中でもカードにできる厚みのあるニューブレダンとアルデバランを使っています。

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多くの作家さん達の作品を一気に見れて、ふんわりとした雰囲気で楽しめます。
よろしければ是非ご覧になってください。

そしてSuper!のWebでの販売も始めました。
一枚づつ色が違いますので、Web用に少しづつ載せています。
S袋も組み合わせることもできますので、こちらも是非ご覧ください。

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2008年4月12日 (土)

雑誌に掲載されました

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本日発売のDTPWORLD5月号の50p〜53p「デザインと文字」に、中村活字さんと一緒に紹介されました。バースディカード(Die gleuckwunsche Karte)の組版を中心に載せて頂いております。
お近くの書店で見かけましたら、是非お手にとってご覧ください。

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2007年7月29日 (日)

銀河鉄道の夜

Ginga__1 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。
主人公ジョバンニが、友人カンパネルラと列車に乗り銀河を旅する話です。言わずと知れたこの名作で、主人公が活版所で働くシーンがあります。

私も活版印刷を説明するときに
「ジョバンニが働いていたのが活版印刷所で、拾っていたのが活字です。」と言うとことも多く、そうこうしているうちにアニメのBGMが頭に蘇ってきて、久々に見ることにしました。
1985年作のこのアニメは、猫で描かれている不思議な世界(原作は猫ではありません)。構成もよく、独特の色使いで細部まで書かれた絵と、細野晴臣さんのBGMがまた心に残ります。小さい頃、印象的なこの音楽の楽譜を探してピアノで弾いたものです。




ジョバンニは、一枚の紙切れを「これだけ拾っていけるかね?」と渡されて冷たい大人たちに囲まれつつも、黙々と活字を拾います。
「文選」の仕事をしていたのですね。
小説からすると拾っているのは「ルビ」のようですが、映画では猫なのでそこまでは描写されていません。目をこすりながら、だんだん活字を拾っていくのです。
活字を拾い終わって、文選箱と紙を係の人に渡すシーンでは、つい「そんな渡し方したら活字が倒れてしまう!」など余計なことを、今では考えつつ見てしまいました。

宮沢賢治がこの作品を書き始めた1924年は、活版印刷が中心の時代で、イギリスで乾式平版法が、スイスで多色グラビア製版法が考案され、日本では写真植字機が発明されました。
参考にした印刷所は山口北州印刷とも言われています。宮沢賢治が詩集を印刷するため、活字をとりに何度も足を運んだ印刷所です。

このお話は宮沢賢治の妹の死から書いた作品で、何度も書き直し未完のまま作者はこの世を去りました。宮沢賢治の思いが込められとても奥深い内容であり、一度是非とお薦めしたい作品です。


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2007年5月31日 (木)

歴史の文字ー記載・活字・活版

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先日一冊の本を頂きました。
東京大学から出版されていた「歴史の文字ー記載・活字・活版」。
1996年の東京大学総合研究博物館での特別展示の時のものです。

ネットで検索して見つけていて、本で欲しいがどうやら絶版らしいと思っていた所だったので、とても幸運でした。

印刷の前の記載からデジタルまでが書かれていて、活版印刷に関しても印刷機や活字についても記されています。その中で


『活版印刷を行うには印刷機から活字の一本に至るまで実に膨大な用具が必要となる。しかも、それらを一つひとつ組み立て、印刷を進行して行くには、百分の一ミリ単位の精度が要求される。その意味で活版印刷は、文字通り職人の手業に依存した「文字の小宇宙」と言える。

この「文字の小宇宙」という言葉に惹かれてしまいました。
たしかにあの活字に囲まれた空間は小宇宙と表現がぴったりと感じます。

冒頭の方では「銀河鉄道の夜」にも触れています。
ジョバンニが拾っていたのは「ルビ」だったんですね。
また改めてこちらも読みたくなってきました。

この本の内容は全てWebで見ることができます。全てを追ったわけではありませんが、最初の方を見たら図版や文章が全て同じだったので、全文が載っているようです。
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/1996Moji/

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