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2008年2月

2008年2月28日 (木)

場外、打ち合わせ

「打ち合わせをしましょう」と言った後、だいたい「長居できるところで、物が広げられる所知ってますか?」と言った会話に繋がります。カフェを使うことが多いのですが物を広げ、紙を広げ、延々と話しをし、、、1,000円くらいで3時間を越す。ある意味、迷惑な客ですね。

Dsc07662 そして先日、Fと某ファミレスにて作業まで開始。活字は広げる、テープは机の端に切って貼る、カッターにハサミ、通る人は皆不信そうな目で見ていき、、、いつ追い出されても仕方のないくらい、怪しいですね。こういう事もアトリエが出来れば解消されるだろうか、と思っていますが。

昨日も次の展示会の打ち合わせでカフェで3時間。二人とも一品しか頼んでない。でもコーヒー一杯でないだけいいでしょうか。テーブルくっつけてもらい、広げられたのは料理ではなく、紙見本や印刷見本。やっぱり迷惑!?

でも友達と話す時も平気で3時間くらい経ってしいますよね。
金曜日は「つくし文具店」日直の日です。

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2008年2月26日 (火)

清水さん宅訪問

春一番で強い風の日曜、勉強会スタッフである私とFで、打ち合わせのため清水さんのご自宅へお邪魔しました。私たちは何度かお伺いしたことがあり、いつも清水さんと歌人の奥様が出迎えて下さいます。猫が出入りする暖かいおうちです。

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この日は清水さんの所で勉強をされてきたデザイナー・Nさんも一緒に当日のお打ち合わせ。
が、全員、大の猫好き。正に「猫はこたつで丸くなる」を見ました。清水さんが話されていても、猫に「ニャ〜」と言われれば全員そちらに目が、、、手を床に置けば「撫でて」と言わんばかりにすり寄ってくる。「これを見てご覧よ」と言われても「すいません、今撫でてといわれて手が使えません」という始末。。。暇さえあればカメラは猫に向け、、、
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撫でられてご満悦のケムーさん。誰かの側に必ずいました。


Dsc07659_2 と、猫の話しばかりになってしまいましたが、もちろんお仕事もしてきました。当日についてのお話、資料の内容確認、写真撮影などを中心に。彫っている途中など「そこで止めて下さい!」「写真撮らせて下さい!」を何度もお願いしたにも関わらず、心よく受けてくださいました。途中にはイワタ販売の高内さんがいらして、作成した資料を見ていただいたり。

この日は「一」の文字を10.5pt(5号)で新たに彫っていただき、仕上がっていくにつれてどんどん横線が細くなっていきます。そして最後には砥石で研いで宝石のような輝きに。神業とはこういうことですね。





清水さんはもう万全で当日を待つだけ。
あとは我々がまだまだ残っている準備をしっかりするのみです。


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2008年2月22日 (金)

締め切り間近

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「活版印刷を知る勉強会」に沢山のお申し込みありがとうございます。お陰様で定員まであと一歩となりました。数人ではございますが追加でお受けする予定です。その後はキャンセル待ちを5人ほどお受けする予定ですので、お早めにお申し込みください。

今回の人数からしてお話は全員で聞いていただけますが、実演に関しては一度に皆さんに見て頂くことができません。清水さんはお一人ですし、手元での細かな作業ですので、囲めるのは15人ほどになります。そのため、ご心配な方もいらっしゃると思いますので、当日の予定を少しお話しますと、手元はテレビで映すつもりです。スクリーンなど大きくできれば良かったのですが会場の関係上、家庭用テレビへの出力となります。
ご覧頂くときは時間をきめてグループに分け、順番に見ていただくことになります。実演を見る以外にも、道具に触れて頂いたり、他の工程についての資料を見ていただくなど計画中です。また、活版工房の時もそうですが、皆さまの交流の場としてもご活用いただければと思います。
スタッフも良い会になるよう準備を進めておりますので、なにとぞよろしくお願い致します。

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活版印刷を知る勉強会 
活字彫刻の世界 〜文字の原点〜 


活字を知る原点として、彫刻師として何万もの文字を彫られてきた清水金之助さんをお迎えし、実演を交えながらお話を伺います。ぜひ、貴重な技を直にご覧下さい。

■日時:2008年3月8日(土) 13時15分開演

■会場:東京都中央区 明石町区民館 6、7号室

お申し込みなど詳しくはコチラをご覧下さい。

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2008年2月20日 (水)

第9回活版工房を終えて

Dsc07609_2 バタバタして更新が遅くなってしまいました。
ここ数日天気が良くて、外に出たくて仕方ないのですが、仕事が切りつかずなかなか出れず、、、

さて、先週の土曜は活版工房でした。本当に工房の日はいつも快晴です。が、この日は始まる前に事件が。








 


Dsc07611_2工房の入り口には何もないので「活版工房」のパネルを置いているのですが、それが気が付いたら忽然となくなってしまいました。見渡す限り全く見あたらない!? 皆で探していたら大将の「あった!!」という声が、振り向くとそこは道路端のゴミ置き場。。

なんと、、、トラックにひかれ端はボロボロという無惨な姿に!!綺麗にタイヤの後がついております。

模様ができた(!?)ということで、当分使うことにしました。もし見ることがあれば、笑ってやって下さい。






Dsc07614 工房の方はとてもスムーズに進んでいきました。名刺の制作です。先生方も今までで一番落ち着いていたかも!?しれません。今回皆さんのレイアウトは同じセンター合わせでも、全員が見事にその範囲内で個性を出されていました。横書きでも全て漢数字だったり、アキが違ったり、約物使っていたりと、、、これは見ていてとても楽しいし嬉しいです。皆さま本当にお疲れ様でした!!


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Dsc07620_2 今回から産休中だったメンバーも復帰。(←ネコを描いてくれました)最後には、7ヶ月の息子も一緒に皆で感想を話したり、和やかでした。
残念ながら3月は工房お休みします。
その代わり、3月のLUFTKATZEでのイベントではワークショップも計画中!お楽しみに。

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2008年2月15日 (金)

勉強会、展覧会、

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清水さんの実演会である「活版印刷の勉強会」の募集が先週より始まり、既に多くの方のお申し込みいただき、ありがとうございます。清水さんも皆さんへのおみやげを用意しつつ楽しみしています。そして我々企画の2人も資料をまとめたり、勉強の日々です。

資料の一つとして、先日母型を直鋳造印刷所よりお借りしました。真鍮(しんちゅう)で出来ているマテ材に母型をはめ込むガラハン、真鍮に直接彫刻するベントン母型、この彫られる溝の深さも活字の会社によって少しづつ違うそうです。(活字の高さは一緒です)こういった物も、当日触って見れるようにしたいと思っています。

3月の勉強会、そして3月後半は年末に荻窪で開催した「マルクト」をまたやります。来週には内容を固めて告知したいな、、と考えています。それまでに新作も完成させなければ。そしてGWには2つの展覧会に出展を予定しています。いきなり慌ただしくなり、スケジュールや作る物をあれこれ考え直しています。散歩ペーパー版は残念ながら今年の後半におあずけになりそうです。
ついついあれもこれも作りたいといつもの悪いクセが出そうなのですが、どれかがおろそかにならないよう、気合いを入れていきたいと思います。(散歩がずっとおろそかになってる。。。)

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2008年2月 8日 (金)

活版印刷を知る勉強会「活字彫刻の世界」募集

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活版印刷を知る勉強会
 
活字彫刻の世界 〜文字の原点〜

沢山のお申し込みありがとうございました。
定員になりましたので、受付を終了させていただきます。

鉛を中心とした合金から成る、活版印刷の活字。凸版の活字を組み合わせ、押す圧力によって印刷されています。母型という凹の版を元に、いくつもの新しい鉛 活字が作られますが、ではその文字はどのようにデザインされ、作られていたのでしょう。昭和30年頃からは、書体デザイナーが文字を設計し、それを元にパターンから機 械で母型が彫られましたが、それ以前は鉛に直接文字を設計しながら、逆字に彫る「彫刻師」によって種字の文字が作られていました。
今回は活字を知る原点として、彫刻師として何万もの文字を彫られてきた清水金之助さんをお迎えし、実演を交えながらお話を伺います。ぜひ、貴重な技を直にご覧下さい。

■日時:
2008年3月8日(土) 
13時15分開演(12時45分開場、終了は16時頃を予定しております)

■会場:
東京都中央区 明石町区民館 6、7号室
明石町区民館明石町14番2号
・東京メトロ日比谷線築地駅下車3番出口 徒歩7分
・東京メトロ有楽町線新富町駅下車4番出口 徒歩10分

■申し込み:
お名前/郵便番号/ご住所/電話番号/E-mail/ご職業/活版に関するご経験の有無/清水さんへのご質問 を添えて以下の下記アドレスまでご連絡ください。

katsuji00@gmail.com
注意:luftkatzeのメールアドレスとは違いますのでご注意ください

■会費:2,000円 (ご参加の皆さま全員に清水さんからの記念品をご用意しております)

■定員:45名


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活字地金彫刻師
清水 金之助氏 1922(大正11)年1月10日生

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1922年(14歳) 彫刻師、馬場政吉氏に内弟子入り
1942年 第二次世界大戦の陸軍に招集される。
1945年 大戦終了後、東京都大田区に地金彫刻工房設立。
1961年 ベントン彫刻機の普及による地金彫り衰退後、岩田母型に入社し母型彫刻に従事。その後独立。
1975年 彫刻事業を引退
2004年 活字研究会の要望から彫刻を再開。実演などを行う。(活字研究会会員)

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皆さまのご参加、心よりお待ちしております。

<活版印刷を知る勉強会事務局>
企画:平川珠希、藤本百恵
協力:LUFTKATZE、活版工房、中村活字

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2008年2月 4日 (月)

つくし日直の日(2月)

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今日はすごい雪でしたね。朝起きたら真っ白な外に驚きでした。
先週の金曜はつくし文具店の日直の日でした。
つくしの日は晴れの日が多く、この日も快晴!
ですが寒いですので靴にもホカロン、手にホカロンでのお店番でした。


現在の展示は「もじもじ展」。ぜんまい仕掛けのおもちゃを日直の有志たちが作ってガチャガチャで販売。来店された子供達や大人の方も、ぜんまいを廻し動かして遊んでいました。色々な動きに思わず夢中です。うぃーんと懐かしい音と動きや、たまに外に飛び出すほどの勢いのあるものも。
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私はビックリな出会いがありました。
店主のお知り合いで来店されたお客様。なんと昨年私が一日展マルクトを行った会場、アトリエ・ハコのオーナーさんと古くからのご友人で、つくしに来られる前に、そこでの打ち合わせで活版印刷を紹介されたとか。同じ中央線沿いだからと、その方はその日、国立までたまたま足を伸ばしてこられたら、先ほど聞いたLUFTKATZEのものがある???しかもアトリエ・ハコの方々は私がつくしの日直をしていることを全く知らないし、私は月に一度しかここにいない。。。そんなこんなで偶然お会いしたのでお互いびっくりのなんの。全員が「たまげた」という偶然。面白くて嬉しい一日でした。

この日は海岸印刷さんもご来店。皆さま寒いところありがとうございました。
今月は29日も日直予定です。

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