飾り罫の賀状
今年の年賀状印刷でお受けしたものの中に、飾り罫で年賀状を作成したものがありました。デザイナーMさんからのご依頼で、お持ちになったデザインから打ち合わせ。花形や罫線などをお見せした中から「細い飾り罫線で」とのご希望から、私の方でアレンジ&組版をさせていただきました。
ごちゃごちゃある飾り罫から長さがあるものを探しだし、できるだけ罫を切らずに良い組み合わせができないものかと合わせていったのですが、見ているとこの罫線たち、かわいいです。
裏面も郵便番号が罫で7ケタ表しています。だいたいポストカードの住所面はクワタだらけ。
Mさんがお持ちになった段ボール(表が白く、裏は茶色)で印刷。印刷は大将にお任せです。っと進めていたのですが自動の印刷機では1mm弱の段ボールも何枚かで紙がローラーに挟まってしまい、このままでは機械も壊れ、紙もなくなってしまう状況になってしまったので手きんで刷ることにしました。機械がゴゴゴって鳴ったりしたトラブルに、いつもおしゃべりな大将もこの日は無言でした。
やはり段ボールは表面に柔らかみがあり凹みは出ますが、紙全体にしなりがないので、ローラーを通す活版印刷機には不向きなようです。
白に印刷された罫線がまたかわいいです。細かい模様まで出る所も良いですね。他にはない素敵な年賀状です。Mさん、ありがとうございました。
飾り罫を中心にした作品を、今年は私もどこかで作ろうかと野望を抱いております。
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