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2007年10月18日 (木)

ドイツでの軌跡 - 8 ドイツと日本

Dsc06749
最後はLUFTKATZEのポスターを作りました。
とはいえ、この写真に写っている活字は工房でA〜Z揃っている一番大きなもの。高さは30cmほどあり、A1でないと印刷ができないので、写真だけ撮ってきました。ポイントだと、、、約800pt?

実際にはFragenと同じB3の紙に印刷できるよう組みました。
最初は紙の上に置いて確認。他に同じ大きさで貴重な古い書体があったので、そちらにしましたが、Aだけなかったので、書体を混ぜて作りました。
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ここまで大きいと、回すときにテニスでないですが、声を出すほど力が入ります。
私は最後回しきるとき、殆どハンドルに乗っかってました。
これ以上大きい文字の時は一体、、、
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Dsc06803

黄色で数種類の紙に印刷。その後、黒でWebアドレスと、Fliegenkopfで印刷したというクレジットを入れました。大きい木活字はいつも暗い色で印刷しているとかで、染みこんでいるインクを取るのに10分以上磨きました。
ドイツと日本で違いの一つに「洗い油」が2種類あったこと。
日本は機械も活字も同じ洗い油(燃えないようになっている油です)ですが、こちらは活字用と機械用と違います。最初それを言うと「あなたの勘違いじゃないの?日本に確認しなさい」と言われたほど、こちらでは信じられない事のようです。木活字があるからでしょうか?

Dsc07056 そして、ステッキは日本のより細いので、大きな文字は1行づつ組んでいくぐらいです。
と思ったら、隣にあるのはイタリアのステッキ!!細い!!

大きな活字があるため、昔からポスターなども活版で作成されてきました。なので「日本はそんな小さな文字だけで、ポスターとかどうしてたの?」と聞かれたのですが、どうしてたのでしょう?
(知っているかたいらっしゃったら教えて下さい。)
そのせいか、日本の活版よりデザイン的な考えがあるように思えました。これは文化の違いですね。

今回は日本ではできない大きな文字を中心に制作しました。次ぎに来る時にはもっと面白い組版に挑戦してみたいです。


Dsc06719_2 クナップさんが使っているプラテンの印刷機。
フランクフルトのブックメッセに出店するための新作印刷で大忙しでした。版画やイラストレータとのミニ絵本を作っていたので、出来上がりがとても楽しみです。

このハイデルベルクの印刷機、機関車のようにかっこいい音でした。日本で聞いたプラテンの音とまた違って素敵。



Dsc06795

とても短い間ではありましたが、とても多くのことを学びました。最後の方に私は脳が容量オーバーになっていましたが。。。

この工房での沢山学んだこと、色々な人との出会いを大切に持って帰ります。Fliegenkopfの皆さま、本当にどうもありがとうございました!!


またいつか、帰ってきます。

(散歩訪問記はまだ続きます)

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