散歩12 Gutenberg Museum
マインツはドイツのプファルツ州の州都であり、グーテンベルクの生誕地でもあります。
活版印刷の発祥の地とも言えるドイツでの、さらに中心ともいえる、グーテンベルク博物館。
街の中央広場(マリエン・プラッツ)とシンボルである大聖堂のすぐ前に、博物館と工房があります。
(写真では伝わらないほど大きい大聖堂は、975年起工された建築物。マインツは第二次世界大戦で半分以上が破壊され、再建された街でもあります。)
1900年にグーテンベルク生誕500年を記念して、市民達で作られた博物館。
中は地下1階から3階(ドイツでは1階のことをErdgeschossといい、日本でいう2階から「1階」と数えます。)
地下一階には印刷機がズラリ。そして実演なども行われていました。
1階、2階には印刷物や革製本されて大切に保存されたものも続きます。その2階には「42行聖書」もあったというに、すいません。写真取り忘れました。
3階には他国の活版や製本、紙の歴史などが展示されています。日本語の説明もありました。よく、ドイツの方から「なぜ、日本語には平仮名とカタカナと漢字があるのか?どう違うのか?なぜ平仮名だけやカタカナだけではダメなのか?」という質問を受けます。その説明がドイツ語で書かれています。(私の周りはこれで納得する人と半々です)そのほか中東やアフリカの文字についても触れられています。
ミュージアムショップには、活版印刷で作られた書籍や国内の作品、豆本、関連書籍、活字など様々なものが販売されていて飽きません。↓ショップで買ったグリーティングカード。左はショップ袋。
マインツはフランクフルト空港から約30分。
立地も良く見応えのある博物館です。
グーテンベルク博物館
Gutenberg-Museum
Liebfrauenplatz 5、55116 Mainz
Tel : 06131-122640/44/Fax : 06131-123488
開館時間:火曜〜土曜 9時〜17時、日曜 11時〜15時
休み:月曜/祝日
入場料 5ユーロ、子供2ユーロ、7歳以下無料
マインツ中央駅から徒歩20分、マルクト広場から徒歩1分