« DANKE! | トップページ | 暑中見舞いカード »

2007年7月12日 (木)

散歩10 秀英体展示室

五反田にある新しい大日本印刷さんのビルにある秀英体展示室。
秀英体デジタルフォントが発売されることが発表されたばかりのタイミングで、訪問をする機会を頂きました。
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2007/070702.html
残念ながら写真撮影が禁止だったので、文字のみでお伝えします。


秀英体とは、明治時代から使用されている大日本印刷のオリジナル書体の名前です。http://www.dnp.co.jp/shueitai/index.html
様々な書籍に使われています。2階に秀英体に関する資料があり、活字時代からCIDフォントまでの移り変わりなどが、印刷物と一緒に紹介されていました。


秀英体は本当に文章を読みやすいように作られているな、と思う美しい書体。スッと目の中に入ってくるのです。
活字時代とデジタルでは形が少しづつ変わります。印刷の仕方や仕組みが変わるのですから、そのままというわけにはいきません。その度にフォントデザイナーがまた設計をし直しているのです。すごい世界です。

一番奥には市ヶ谷の工場から持ってこられた資料の一部も展示されてました。
貴重なものが沢山。このようなものが膨大に眠っている市ヶ谷。。。いつか行ってみたいものです(一般の方は立ち入り禁止だそうです)。


活字活版時代の活字のデザイン〜彫刻〜鋳造〜組版〜印刷までが詳しく紹介されていました。その一連の流れのDVDがあったのですが、これは欲しいと思える内容。約30分近くあるそうです。
貴重な大正3年に刊行された、花形活字見本帳をデジタルで見れたり(清刷が欲しい!)、ルビの新品活字の集合はまるで宝石!!時刻表に使われる色々な活字(「快」とか禁煙マークとか、食堂車の表示とか)ディスプレイのアクリルには内澤旬子さんのイラストで説明が書かれています。これがまた素敵。


そして、活版だけでなく現在の特殊な組版なども展示と説明をしてくださいました。一番複雑な組版の「続日本紀」(新日本古典文学大系より/訳600p)はなんと入稿まで13年!!!また辞書ならではの特別な世界、会社四季報が作成される驚異のプログラムなどなど。印刷や組版の奥深さをまた改めて見た感じがします。

何より、大日本印刷の方のとても解りやすい説明と、一回では聞ききれないほどの多くの見識。お忙しいところ、本当にありがとうございました。


最後には、1階にあるハイテクな美術館「ルーヴルーDNP ミュージアムラボ」を案内して頂きました。展示されているルーヴル美術館からの貴重な像などももちろん素晴らしいですが、触らずとも触ったかのごとく見れるタッチ式ディスプレイなど、未来空間に来た印象を受けます。
こちらは予約制だそうですので、機会があればぜひ。
http://museumlab.jp/




|

« DANKE! | トップページ | 暑中見舞いカード »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« DANKE! | トップページ | 暑中見舞いカード »