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2007年5月22日 (火)

散歩7 吉田印刷所

Dsc03596_1 新富町に近く、築地と八丁堀の間の細い路地を入ったところに吉田印刷所はあります。建物は関東大震災の後に建てられたものというから、一体何十年たつのだろう。その趣は、扉を開けると肌で感じられます。

吉田さんに促されて中に入ると、活字がびっしり入ったスダレケースの数々。活字の数はとても多く、奥までその他道具で埋めつくされています。(活字は中村活字)
お邪魔したときは丁度ジーパンのタグの印刷が終わったところ。樹脂板で面付けしたものを刷っていました。
「オフセットではキレイに印刷されすぎるので、活版で擦れた感じが欲しいと言われたんだ」なるほど、そういう使い方もされるのですね。
そのほかにも薄い和紙に筆文字が印刷されているものなども見せて頂きました(お客様のものなので写真はとれませんでした)。まるで本当に筆で書いているような印刷はすごい。

Dsc03563 これらの印刷物が生み出される機械は3台。
一つは桜井のEXPRESS-DX。菊判4裁まで印刷できる大きな機械です。
切取線のミシン目や、ノンブルも入れられるそうで、実際に刷っているところでした。インテルのような板の先が刃になっていて、圧によって刷りミシンが入れられるそうです。

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あと二台はハイデルベルグの自動印刷機。小さい印刷物(封筒など)に使っています。
ボタンで調整するタイミングがあり、それがズレるとうまく印刷できないそうで、操作には熟練された腕が必要なのです。またこの印刷機はカッコイイ重厚感ある音を奏でます。

様々な印刷物に携われてきた吉田さん。ミズノプリンティングの水野さんとは、復刻版の欧文活字でグーテンベルク「42行聖書」を組むのにも参加しました。また日本の祭りが好きで、今でも御輿を担いでいるそうです。そしてお酒も大好き。
話しているときはとても穏やか。印刷物からも伝わってくる暖かみは、吉田さんそのものだと言えるのではないでしょうか。



刷りミシン入用の刃。伝票そのものも活版でできますが、
この時は切り取りの部分だけ活版を使用。
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所狭しとインクや込め物などの道具が置かれている。
大きな文字の数字や、切手と組み合わされた活字なども発見!
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Dsc03606_1 吉田印刷所

tel:03-3551-9879  fax:03-3551-3250
新富町より徒歩3分、築地より徒歩5分

封筒、ハガキ、和紙、菊判までの大判も印刷できます。刷りミシン入りやノンブルも印刷可能。
電話にてご連絡ください。


 

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