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2007年4月 5日 (木)

散歩1 中村活字

Dsc01614_1銀座の松屋の脇を築地方面に歩き、昭和通りを越した向こうには、中心地とは違った昔ながらの銀座の雰囲気が残っています。

ここで100年の歴史を持つ活字屋さんが「中村活字」さん。
昔は東京築地活版製作所の近くということもあり、活版家の多い街だったかもしれません。



Dsc01611お店を訪ねると、カウンター越しに壁一面見える活字箱が、活字文化と歴史を感じさせる空間。

時代の流れから鉛や木の活字を一つずつ拾って組む活版はかげりを見せ、オフセットが主流となっています。それでも中村さんは少しでも活字の文化を伝え残せればと続けてきているのです。

今ではこの活字を求め毎日よのうにお客さんがやってきます。遠方から来る人も少なくありません。Webサイトを持っている活字屋さんは珍しく、口コミもあり取材も多いこの頃。

だがそれも店主の中村明久さんの人柄と、丁寧な対応で手に取った人が喜ぶような仕上がりと印刷の美しさから。お客さんとの会話も大事にしているのです。

中村さんの活字はとても綺麗でピカピカなものが多い。それも自社で活字を鋳造できる強みでしょう。
「若い人たちが、活字で印刷されたものを綺麗だと言ってくるのはとてもうれしいですね。それに我々にはない考えがまた興味深いです。」

古きを大切に新しいものを取り入れ活字文化が伝えられていく。もうすぐ100周年の時には、お客さん皆で何か企画をしたいものです。


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部首ごとに並べられてる活字箱。
たくさんの箱から文字を拾えるのも匠の技の一つ!





この文字の元となる「母型(凹版)」。ここから活字が作られます。

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母型から活字を作る「鋳造機」。
鉛をガスで溶かし、地金は活字の大きさに形成したところに母型を押しつけ、水で冷やして活字となります。
使わなくなった鉛も溶かして再び使うので、
鋳造機は中村さん曰く「究極のリサイクル」!




鋳造したての活字。美しい!! 今では貴重な花型です。

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後日活字をお借りして、
Luftkatzeがグリーティングカードに使用させて頂きました。

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株式会社 中村活字
活版印刷の他、銅板印刷、凸版印刷、ゴム印製作などからオフセットまで。
印刷の事ならなんでも相談に乗ってくれます。
http://www.nakamura-katsuji.com/index.html
TEL: 03-3541-6563

 

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